文化財(ぶんかざい)ってなに?
みなさんがもっと興味(きょうみ)をもって、たくさんの人に見(み)知(し)ってもらえるように保存(ほぞん)活用(かつよう)していこうと法律(ほうりつ)文化財保護法(ぶんかざいほごほう))で定(さだ)められたもので、6種類(しゅるい)分(わ)けられています。

  • 有形文化財(ゆうけいぶんかざい) … 絵(え)建物(たてもの)など
  • 無形文化財(むけいぶんかざい) … 作(つく)方(かた)音楽(おんがく)など
  • 民俗文化財(みんぞくぶんかざい) … 道具(どうぐ)祭(まつ)りなど
  • 記念物(きねんぶつ) … 古墳(こふん)庭園(ていえん)木(き)生(い)物(もの)そのものなど
  • 文化的景観(ぶんかてきけいかん) … 棚田(たなだ)やたたら場跡(ばあと)など
  • 伝統的建造物群(でんとうてきけんぞうぶつぐん) … 城下町(じょうかまち)宿場町(しゅくばまち)など

文化財(ぶんかざい)指定(してい)ってなに?
みなさんが休日(きゅうじつ)学校(がっこう)行事(ぎょうじ)などで博物館(はくぶつかん)美術館(びじゅつかん)、お寺(てら)や神社(じんじゃ)などに行(い)ったとき、「〇〇指定文化財(していぶんかざい)」という名前(なまえ)見(み)かけることがあるかもしれません。
それは日本(にほん)文化(ぶんか)歴史(れきし)自然(しぜん)芸術(げいじゅつ)などを知(し)るために特(とく)大事(だいじ)にしなければならないと決(き)められた文化財(ぶんかざい)で、日本(にほん)にはたくさんの指定文化財(していぶんかざい)があります。
国(くに)大事(だいじ)決(き)めたものは国指定(くにしてい)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)地方自治体(ちほうじちたい))が大事(だいじ)決(き)めたものはそれぞれ県指定(けんしてい)市指定(ししてい)などといいます。
みなさんが目(め)にする「○○指定文化財(していぶんかざい)」という名称(めいしょう)は、これらと①の文化財(ぶんかざい)種類(しゅるい)組(く)合(あ)わせて書(か)かれたものです。
もしこれらを見(み)かけた際(さい)はどうして決(き)められたのかな?と思(おも)って見(み)てみると、新(あら)たな発見(はっけん)出会(であ)うことができそうですね。

例(れい)県指定有形文化財(けんしていゆうけいぶんかざい)
市指定無形文化財(ししていむけいぶんかざい)

指定文化財(していぶんかざい)っていくつあるの?
いま日本(にほん)には国(くに)指定(してい)したものだけでも17,000件(けん)以上(いじょう)あります。地域(ちいき)でみると一番多(いちばんおお)いのは東京都(とうきょうと)約(やく)2,800件(けん)で、二番目(にばんめ)多(おお)いのは京都府(きょうとふ)約(やく)2,200件(けん)です。
またこれとは別(べつ)都道府県(とどうふけん)指定(してい)したものは22,000件(けん)以上(いじょう)市町村(しちょうそん)指定(してい)したものは95,000件(けん)以上(いじょう)もあります。

令和3年現在(れいわさんねんげんざい)