日本の文化庁の支援のもとで実施されている、ウクライナ国立科学アカデミー(NAS)考古学研究所と奈良文化財研究所との共同プロジェクト「ウクライナ戦争被災文化遺産の保護のための専門家交流事業」(文化遺産保護国際貢献事業・専門家交流)の一環として、当社 第一合成株式会社は、考古資料の包装および保管に使用する資材を同研究所へ提供いたしました。
提供した資材は、当社の海外向けブランド 「襷(TASUKI)」 の製品であり、戦時下における文化遺産の緊急保護に役立てられています。
■ 提供した主な資材
・考古学・人類学資料の保存・避難用ボックス(ダンプラボックス)
・棚上のコンテナや大型資料の振動・落下防止用保護ベルト(タナガード)
・古代繊維資料保存用の中性紙ボックス(中性紙保存箱)
・鉄製資料の腐食防止用保護ボックス&セット(鉄製品保存用ダンプラボックス)
・振動にも対応する資材運搬用台車(フリーキャリー)
これらの資材は、ウクライナ国立科学アカデミー考古学研究所内の学術用収蔵庫、生物考古学部門、考古学博物館へ配分され、有効に活用されています。
本支援の詳細については、ウクライナ国立科学アカデミー考古学研究所の公式 WEB ページに掲載されています。
今回の取り組みが、同国の貴重な文化遺産を守る一助となることを心より願っております。