座談会 TALK SESSION

座談会
  • ものづくりの最前線で挑む
    新しい価値創造
  • 成長を後押しする
    世代を超えた挑戦の場
  • 未来を切り拓くチームワークと
    第一合成のこれから

Speakers

山上 隆

技術部 部長

山上 隆

Yamakami Takashi

山上 隆

代表取締役

河野 良子

kono ryoko

山上 隆

製造部 部長

平井 恵美

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まずは、自己紹介からお願いします。

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山上

私は2006年に入社しました。最初は営業部からスタートして、今は営業部と技術部の部長と、海外販路戦略室も兼任しています。現場で動きながらの、プレイングマネージャーとしての役割が大きいですね。正直に言うと、入社前は「海外に行くことなんて一生ないだろう」と思っていたんですが(笑)。

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平井

えっ、そうなんですか?今や世界中を飛び回っているのに!

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山上

そうなんですよ。自分でも不思議ですけど、この会社に入ったことで運命が変わりました。展示会の担当を任されて、英語もほとんど話せなかったのに、通訳さんに支えてもらいながらフランスやドイツに行くことに。気づけば「Beyond Borders(通称BBチーム)」というチームで海外展開を担当するようになっていました。

河野顔写真
河野

そういう予想外の広がりがあるのも、第一合成らしさかもしれませんね。最初から道を限定せずに、本人がやる気を出せばどんどん機会を与える会社でありたいと思っています。

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平井

私は1996年に入社しました。当時は事務職でしたが、その後は製造部や購買部の立ち上げに携わって、今は製造部と営業部の部長を兼任しています。アウトドア派なので、休日はキャンプ、ドライブ、旅行を楽しんでいます。最近はシュノーケルやSUPにハマっていて、週末は家にいることがほぼないです。

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山上

アクティブですね!私は毎年フジロックに参戦しています。今年も最高の3日間を過ごしました。

座談会風景

ものづくりの最前線で挑む、
新しい価値創造

今取り組んでいるお仕事について教えてください。

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山上

3年程前に技術部を新しく立ち上げて部長になってからは、製品開発や品質管理を中心に見ています。それまで営業の経験しかなかったので、ものづくりの現場を見ることは刺激的でしたね。今は「第一合成は価値を創る会社」だと、胸を張って言えるようになった気がします。

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平井

私は製造部で「土器の洗浄作業を機械化する」という長年の課題に挑戦しています。土器の洗浄ってとても繊細な作業なので機械化するのが難しくて、どうしても手作業に戻っちゃうんですね。でも、より受託数を増やすためには機械化は必須だと思っていて。

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山上

実現したら本当に革新的ですよね。システマチックにやれている会社は他にないので、そこまで突き詰めようとしているのは第一合成くらいかもしれません。是非成功させましょう。

成長を後押しする
世代を超えた挑戦の場

ずばり、第一合成の魅力を教えてください。

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山上

少数精鋭なので、社員一人がいくつもの役割を担います。マルチタスクで大変なときもありますが、「自分が会社を動かしている」という実感があります。

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平井

そうそう、大企業なら役割が固定されますけど、ここでは自分の考えをすぐ形にできる。自由度の高さがやりがいにつながりますね。

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河野

社員が挑戦している姿を見ると本当に嬉しいです。安全圏にとどまらず、一歩踏み出すこと。それが会社も人も成長させるんですよね。

若手でも同じようにチャレンジできるのでしょうか?

河野顔写真
河野

第一合成では「チャンスは平等に与える」というのが伝統です。私が入社した頃から、先代も「若さを理由にできないことは多くない」と言っていました。その考えは今も大切にしています。

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平井

最近のエピソードだと、新入社員が「原価計算をもっと簡単にしたい」と自作のエクセルツールを作ってきました。長年改善できなかった課題に、いきなり突破口を開いてくれた。その思いと行動力にはこちらも応えたいと思いました。

山上顔写真
山上

口では「こうできたらいい」と誰でも言えますけど、実際に形にするのは難しい。その中で一番若い社員が行動に移したのを見て、ハッとさせられましたね。

河野顔写真
河野

SNSや動画作成もそうですね。若い人の感性やスピードには正直かないません。若手が得意な分野はどんどんバトンを渡して、上の世代こそ新しいチャレンジをしていくことで循環を早めていきたい。「先輩たちが変な汗かいて頑張ってるぞ、でもなんか楽しそうだな」って思ってもらえる社風でありたいですね。

座談会風景2

未来を切り拓くチームワークと、
第一合成のこれから

働き方や社内の雰囲気を教えてください。

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河野

コロナ禍をきっかけにテレワークを導入したので、働き方が多様化しましたね。人によっては営業に行ったらそのまま直帰して家で作業したり、カフェで作業したり。製造業としては異例の取り組みだったことから、日本テレワーク協会から推進賞もいただきました。

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平井

働き方がフレキシブルになった分、社員同士の交流の機会を意識的に作っていきたいですね。アイデア出しとか、会議室よりもワイワイ話しているときの方が生まれやすい気がしていて。みんなで屋上でバーベキューをしたり、八王子の花火大会を見たりしたいなって思っています

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河野

うちは森林事業もやっているし、みんなで自然の中でサバイバル的な経験をしながらアイデア出しするとかいいかもね(笑)。

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山上

すごくいいと思います!この前、長野で林道整備の研修をしたんですよ。みんな汗だくになりながら木を切って、本当に大変だったんですけど、一体感が生まれたし、普段見えない仲間の姿も知れました。

河野顔写真
河野

テレワークを導入したからこそ、人との繋がりやコミュニケーションは意識して持たないといけないというのは痛感しています。コミュニティとしてもっと盛り上がれる場をどんどん仕掛けていきましょう!

業務以外でもイベントなどがあるのでしょうか?

河野顔写真
河野

この流れで、まさに今仕掛けている一大プロジェクトの話をしましょうか。

山上 隆
山上
平井
平井

例のプロジェクトですね(笑)。

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河野

創業50周年を迎えるにあたって、韓国の代理店である湖州産業様に感謝を伝えるために「ダイプロ(第一合成プロジェクト)」という企画を進めています。韓国に行ける社員数は限られるので、「自分の殻を破れ」というテーマで、社員がパフォーマンスを披露するオーディションをやっているんです。

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平井

ここまで読んだらピンと来た方も多そうですね(笑)。

河野顔写真
河野

Netflixで話題の、あのプロジェクトにハマっちゃって(笑)。審査員は私(社長)ともう1名いるんですが、私自身もあえて苦手な歌を、しかも韓国語で披露することに挑戦中です。

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山上

私は第一合成と代理店さんとの繋がりや歴史を伝えられるような団体演技を考えています。やってみるとすごく難しいんですよね・・・。

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平井

私はアイデアがなかなか浮かばなくて、オーディションへの参加をまだ迷っています。でも、韓国には行きたい!

河野顔写真
河野

こういう葛藤こそ大切ですよね。本気で取り組んだ分、相手への伝わり方も変わるんじゃないかな。こうやって、みんなで思いっきり楽しみながら新しいことにチャレンジしていく社風が、第一合成の未来を切り拓く力になると信じています。

皆さんが思い描く、今後の第一合成のビジョンを教えてください。

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平井

もっと豊かな発想でお客様に応えたいと常に考えています。自然と「第一合成に頼めばきっと大丈夫」って言っていただける会社になりたいですね。今以上に海外にも進出して、国内だけでなく、世界で信頼される会社になりたいです。

山上顔写真
山上

第一合成はニッチな業界にありながら、全国的に名前を知っていただける会社になってきました。ここで満足するのではなく、「企画や提案を持ち込んでくれる会社」「時には厳しいことも提言してくれる会社」でありたいと思っています。ただお客様に伴走するだけではなく、業界全体の価値を高めるために一歩先を示せる会社を目指したいですね。

河野顔写真
河野

正直に言うと「今後はこうだ」と決めつけたくない気持ちがあります。どう転んでいくのか分からないからこそ面白いし、何者にも染まらずにいろんな挑戦をしていきたいんですよね。社員と一緒に仕掛けを考えて、そこから化学反応が生まれて、新しい商品やサービスが生まれる――そういう瞬間を心から楽しんでいきたいと思っています。
「いいものを作ればいい」「いいサービスを提供すればいい」だけでは不十分で、どう人の心に残るかまでこだわりたい。今後の第一合成は、そんな思いを大切にしながら進んでいきたいですね。

座談会風景3