くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース
踏み上げ式くくりわな専用の作動補助用ダンプラケースの制作

このタイプの罠は、深く穴を掘らずに簡単に設置できる利点があり、栃木県では罠猟初心者に推奨しているなど、多くの実績があります。
一方、獲物が、本体の枠やアームの部分を踏んだり、踏板の下部に十分な空間がない場合は空はじきの原因になり得ることから、空はじき軽減を主目的に、罠の再設置時の作業の省力化も期待して専用ケースを制作しました。
栃木県林業センターでは、このケースを使用した誘引を伴った実証試験において、すでに100頭以上のシカを日光地域において捕獲し、空はじきの軽減効果や再設置時の作業時間の短縮効果を実感しているそうです。
POINT
ダンプラケースを敷きくくり罠の底部に隙間を作ることで、鹿が足を深く踏み込むことができ、踏板の下部に十分な空間を作ることでくくり罠の空はじきを防止します。
またダンプラ外装ケースでくくり罠全体を囲うことでくくり罠の枠やアームの部分を鹿が踏む事を防止します。

設置方法
1.
餌場を選定し、エサを撒く。

2.
くくり罠のワイヤーを近くの木に巻きつける。

3.
罠設置場所を決めて土を掘る。
※ 掘って出た土はなるべく遠くに置いておく。
(不自然な土は鹿が警戒します)

5.
ダンプラ外装ケースを設置し
くくり罠を設置する。

6.
土の中に埋めて、土で隠して完成。

お客様からの声
金属や木製のケースと比べてとても軽いので、現場での持ち運びがとても楽になり、シカの重みなどの、上からの荷重にも安心して耐えられる強度もあります。
底の一部が工夫して折り曲げられているおかげで、罠本体をセットしたときにぐらつきがほとんどなく、とても安定しています。細かな配慮が行き届いている製品だと感じました。