くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

〈栃木県林業センター様 製作例〉
踏み上げ式くくりわな専用の作動補助用ダンプラケースです。このタイプの罠は、深く穴を掘らずに簡単に設置できる利点があり、栃木県では罠猟初心者に推奨しているなど、多くの実績があります。
一方、獲物が、本体の枠やアームの部分を踏んだり、踏板の下部に十分な空間がない場合は空はじきの原因になり得ることから、空はじき軽減を主目的に、罠の再設置時の作業の省力化も期待して専用ケースを制作しました。栃木県林業センターでは、このケースを使用した誘引を伴った実証試験において、すでに100頭以上のシカを日光地域において捕獲し、空はじきの軽減効果や再設置時の作業時間の短縮効果を実感しているそうです。(H29年8月現在)


くくり罠作動補助用ダンプラケース製作サイズ:230×155×H50㎜(外寸)
※中に入っているくくり罠は別売りです。ダンプラ外装ケースが弊社の製作例となります。
※ダンプラカラーは選ぶことができます。

Point

ダンプラケースを敷きくくり罠の底部に隙間を作ることで、鹿が足を深く踏み込むことができ、踏板の下部に十分な空間を作ることでくくり罠の空はじきを防止します。 またダンプラ外装ケースでくくり罠全体を囲うことでくくり罠の枠やアームの部分を鹿が踏む事を防止します。

設置方法

①餌場を選定し、エサを撒く。

③くくり罠のワイヤーを近くの木に巻きつける。
④くくり側のワイヤーを罠本体に取り付ける。

⑤罠設置場所を決める。
⑥土を掘る。
⑦掘って出た土はなるべく遠くに置いておく。(不自然な土は鹿が警戒します)

⑧ダンプラ外装ケースを設置する。
⑨ダンプラ外装ケースにくくり罠を設置する。

⑩土の中に埋める。
⑪足で押し込む。
⑫土で隠して完成。

使用されているお客様のご意見(栃木県林業センター 高橋特別研究員様)

このダンプラケースのその他の特徴として
・金属や木製の素材に比べて軽くて運搬が容易です。
・上方からの荷重(シカの重み等)に耐える強度があります。
・ケースの底の一部を工夫して折り曲げたことにより、わな本体をケースにセットしたときのぐらつきがほとんどありません。
(栃木県林業センター様御提供 実施一例)

くくり罠作動補助用ダンプラケース使用時の捕獲データ